「JAFA-GFIの資格は取得すべき?」
「JAFA-GFIはどうやったら取得できる?」
「JAFA-GFIを取ったらどうなるの?」
上記でお悩みの方向けに、JAFA-GFIの取得方法や勉強方法・仕事内容についてまとめさせていただきました。
ぜひ皆さんのスポーツキャリア・フィットネスキャリアの役に立てれば幸いです。
・初めてのパーソナルジム開業で上手くいくか不安…
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結論、JAFA-GFIは、スポーツジムやフィットネスクラブで働きたい人は取得すべき資格です。
JAFA-GFIの特徴について詳しく解説していきます。
グループエクササイズの指導に特化した資格
JAFA-GFI(グループエクササイズフィットネスインストラクター)は、『公益社団法人 日本フィットネス協会』が運営する民間のトレーナー資格です。その名の通り、グループエクササイズに特化した資格で、集団に対しての運動指導を行うことを目的としています。グループエクササイズ時の運動に対して、安全で効果的な指導を行い、健康増進やダイエット成功に導くのがJAFA-GFIの役目です。またフィットネスブームの影響を受け、JAFA-GFI受験者数は年々増えてきており、フィットネスクラブだけでなく、地域のスポーツ施設や医療・福祉分野、教育分野等にまで広がり、指導対象者の年齢も幅広くなっています。
JAFA-GFIは6つの資格の総称
JAFA-GFI(グループエクササイズフィットネスインストラクター)は、以下6つの資格の総称です。
・ストレッチングエクササイズ(SE):柔軟性に関わるエクササイズ指導
・レジスタンスエクササイズ(RE):筋肉トレーニングの指導
・エアロビックエクササイズ(AD ):エアロビックダンスを主とした持久力運動の指導
・ウォーキングエクササイズ(WE):歩くという動作を指導に取り入れる資格
・アクアウォーキングエクササイズ(AQW):水中での歩行運動を指導する資格
・アクアダンスエクササイズ(AQD):水中でのダンス運動を指導する資格
以上6つの資格の総称がJAFA-GFIです。それぞれの資格によってカリキュラムも別のものとなっており、自身の専門性とスキルを高めていくことができます。
スキルアップに繋がる資格
JAFA-GFIの資格を取得することで、自身のスキルアップに繋げることができるでしょう。前述した通り、JAFA-GFIは6つの資格で区分されており、それぞれの資格に合った専門性を高めていくことができます。例えば、エアロビクスのグループレッスンを指導するなら、『AD』の資格を。スポーツジムでの筋力トレーニングの指導力を高めたいなら『RE』を取得することで、スキルアップに繋がることができます。自分の高めたいスキルや分野に応じて資格を選べることが、JAFA-GFIの特徴です。
JAFA-GFIを取得するメリットとは?
グループエクササイズに強いトレーナーになれる
JAFA-GFIを取得することで、グループエクササイズに強いトレーナーになることができます。JAFF-GFIは、グループエクササイズに特化した資格で、集団に対しての運動指導を行うのが目的です。グループエクササイズには、「大勢の人が一緒に運動することにより、やる気や一体感が生まれる」「グループだからこそのパワーや高揚感、達成感、満足感を得ることができる」というグループならではの特長があります。JAFA-GFIの資格では、グループエクササイズを適切に指導し、ユーザー(お客様)の満足度を高めるレッスンを行う知識・技術を身に付けることが可能です。現在フィットネスクラブやスポーツジムでは、エアロビクスやアクサダンスエクササイズなど、グループレッスンを実施しているところがほとんど。JAFA-GFIの資格を取得することで、グループレッスンに強いトレーナーになることができます。
専門性が高まる
JAFA-GFIを取得することで、トレーナーとしての専門性を高めることが可能です。JAFA-GFIは6つの資格に分かれており、それぞれの資格で学ぶ知識や技術も異なります。例えば、現在働いているジムでエアロビクスを担当しているのならば『エアロビックエクササイズ(AD )』の資格を。プールでの水中グループレッスンを担当しているのならば『アクアウォーキングエクササイズ(AQW)』と『アクアダンスエクササイズ(AQD)』を取得することで、専門性とスキルを高めることが出来るでしょう。またこれから未経験のグループエクササイズに該当するJAFA-GFI資格を取得することで、レッスン実施前に基本知識を身に付けることが可能です。JAFA-GFIを取得することで、トレーナーとしての専門性を高め、よりスキルアップに繋げることができます。
就職や転職に役立つ
JAFA-GFIを取得することで、就職や転職に役立てることもできます。グループエクササイズは、フィットネスクラブだけでなく教育・福祉・介護の分野にも広がっており、その指導ができるJAFA-GFIの需要も高まっているようです。現在日本では『高齢化社会』が進んでいる一方、高齢化に比例して、要介護者の数も年々増加しています。そこでお年寄りが自身で元気に活動出来る『健康寿命』を伸ばすことが日本社会の課題です。そこで多くの福祉施設では、健康寿命を伸ばすためのグループエクササイズを積極的に取り入れています。JAFA-GFIの資格を取得しておくことで、こうした福祉施設などで活躍出来る知識と技術を身に付けることができます。就職や転職の場面でも、「グループエクササイズのスキルを持つ人材」として評価されるため、面接などの際にも有利になるでしょう。
JAFA-GFIを取った方が良い人・おすすめな人
フィットネスクラブやスポーツジムで働くトレーナー
フィットネスクラブやスポーツジムなどで働くトレーナーは、JAFA-GFIの資格取得がおすすめです。ほとんどのフィットネスクラブやスポーツジムでは、エアロビクスや水中ダンスエクササイズなどのグループレッスンを実施しています。特に大型のフィットネスクラブでは、グループレッスンに参加するユーザー(お客様)の割合が非常に高いです。グループレッスンに参加するユーザーの満足度を高めることが、フィットネスクラブの売上に大きく影響することも間違いありません。そのためグループレッスンを担当するトレーナーの指導レベルを高めることが、フィットネスクラブにおいて重要な課題でもあります。JAFA-GFIを取得することで、高い専門性とスキルを身に付け、グループレッスンを実施するフィットネスクラブでも大きな戦力として重宝されるはずです。
フリーランスインストラクターとして活動したい人
今後、フリーランスインストラクターとして活動したい人も、JAFA-GFIの資格取得がおすすめです。フリーランスとして活動する際には、複数のフィットネスクラブやスポーツジムと契約を結ぶことが必須になります。多くのフィットネスクラブでは契約を結ぶ前にテストレッスンを実施しますが、1度のテストレッスンでトレーナーを評価するのはジム側も難しいのが実情です。JAFA-GFIを取得しておくことで、「グループレッスンのプロ」として採用側からの信頼性を担保することが出来るでしょう。中にはテストレッスンを実施せず、面接のみで契約を結ぶジムもありますが、面接の場面でも『JAFA-GFI』の肩書きが有利に働きます。これからフリーランスのインストラクターとして活動したい方は、JAFA-GFIの資格取得がおすすめです。
介護・福祉施設で働く人
介護・福祉施設で働く人もJAFA-GFIの資格取得がおすすめです。JAFA-GFIは、トレーナーだけに取得が推奨される資格ではありません。JAFA-GFIの資格が活かせるフィールドは幅広く、フィットネスクラブやスポーツジムはもちろん、福祉施設や介護施設でも活かすことが可能です。特に『健康寿命』への関心が高い日本では、福祉施設や介護施設でも積極的にグループエクササイズが取り入れられています。一方で、福祉施設でグループレッスンを担当する人の多くが『無資格・未経験』であることも事実です。JAFA-GFIの資格では、グループレッスンに対する専門的な知識とスキルを得ることができます。中でも『ストレッチングエクササイズ(SE)』と『レジスタンスエクササイズ(RE)』は介護・福祉施設で活かせるJAFA-GFI資格です。介護・福祉施設で働く人は、SEとREの資格取得がおすすめできます。
JAFA-GFIの受験要項と勉強方法
JAFA-GFIは、日本フィットネス協会(JAFA)によって運営される資格で、同協会が発表している本資格の合格率は84%とされています。民間資格の中でも合格率は比較的高めとなっており、しっかりと学習と試験対策を行えば十分取得可能です。またJAFA-GFIの6つの資格にはそれぞれ、『中級レベル』と『上級レベル』の2つが存在します。まずは中級レベルを受験し、取得後に上級レベルにチャレンジするのが一般的です。
【受験料】
JAFA-GFIの受験料は25,000円〜45,000円となっており、受験する資格やレベルによって費用も異なります。下記は『エアロビックエクササイズ・中級レベル(ADBI )』の費用例です。
【例】エアロビックエクササイズ・中級レベル(ADBI )の場合
費用合計:32,600円(税込)
※内訳
受験料:12,100円
eラーニング料金:14,300円
テキスト代(計3冊):5,500円
手数料:700円
【受講資格】
JAFA-GFIの資格は満18歳以上の人ならば誰でも受験することができます。国家資格のように特別な受験条件がないのが特徴です。
【求められる能力】
JAFA-GFIの資格を取得するには、以下のような能力が求められます。
〈理論知識〉
・フィットネス基礎理論:フィットネス概論、運動器の基礎解剖学、運動生理学、体力学・トレーニング科学、運動処方、運動と栄養・体重管理、心と運動、運動と安全管理、事故・傷害の予防 など
・グループエクサイズ指導理論:指導者の役割、指導の準備、指導の実際、指導者の動き、グループエクササイズのクラス運営 プロになるための心得 など
・種目別の指導理論:各種目における基礎知識、基本の動き、プログラミング、指導法 など
〈実技能力〉
・見本となる動作を示すことができる実演能力
・動きの指示や注意ができる指導能力
・条件に応じて、動きを修正・アレンジしたり、連続性のある動き(コリオグラフィー)を作成できるプログラミング能力(上級レベルのみ)
実技能力のうち、1と2を有する方へ認定するのが「ベーシックインストラクター(中級)」レベル、1~3すべての能力を有する方へ認定するのが「インストラクター(上級)」レベルの資格です。理論知識は、どちらのレベルの資格にも必要です。
JAFA-GFIの勉強方法
JAFA-GFIは6つの資格に分かれており、それぞれの資格に応じて勉強内容も異なっています。日本フィットネス協会(JAFA)が提供する『eラーニング』と『公式テキスト』を購入し、該当資格の学習を行うのが一般的です。特に別教材を購入する必要性は少なく、受験申込の際にeラーニングとテキストも同時購入し学習をスタートしましょう。
JAFA-GFIはグループエクササイズに特化した資格
JAFA-GFIはグループエクササイズに特化したトレーナー資格です。フィットネスクラブやスポーツジムはもちろん、近年では介護・医療施設でもJAFA-GFIの需要は高まっています。また国家資格と違って、18歳以上であれば、誰でも受験することができます。これからフィットネスクラブやスポーツジムで働く人はもちろん、介護・医療施設で働く人にもおすすめの資格です。興味がある人は、ぜひJAFA-GFIの資格取得にチャレンジしてみてください。