「健康運動指導士の資格は取得すべき?」
「健康運動指導士はどうやったら取得できる?」
「健康運動指導士を取ったらどうなるの?」
上記でお悩みの方向けに、健康運動指導士の取得方法や勉強方法・仕事内容についてまとめさせていただきました。
ぜひ皆さんのスポーツキャリア・フィットネスキャリアの役に立てれば幸いです。
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人々の健康づくりをサポートする資格
健康運動指導士は、平成19年に『財団法人健康・体力づくり事業財団』よって新たに設立された日本の民間資格です。同団代によると本資格の目的は「個々人の心身の状態に応じた、安全で効果的な運動を実施するための運動プログラムの作成及び指導を行う者」とされています。正しい運動の知識を身に付け、老若男女問わず、人々の健康づくりをサポートするのが健康運動指導士の役目です。アスリートをサポートする『アスレティックトレーナー』やダイエットやスタイル維持を目的とする『ダイエットインストラクター』とは違い、一般健常者または半健常者の健康サポートを行う技術・知識を身に付けます。
知名度の高い人気の資格
健康運動指導士は、NSCA資格やNATA資格と違い、日本の団体が運営する民間資格です。パーソナルトレーナー資格やアスレティックトレーナー資格のように専門性の高い資格ではありませんが、老若男女問わず運動指導ができるようになることから、日本ではかなり人気の資格になります。現在延べ15,000人以上が本資格を取得しており、様々な場所で活躍しています。フィットネスクラブから福祉施設まで様々な場所で通用する、日本ではトップクラスに人気のある民間資格です。
社会貢献度の高い資格
健康運動指導士は社会的な貢献度も非常に高い資格です。本資格を通して学んだ技術・知識は、フィットネスクラブはもちろん、病院や福祉施設でも活かすことができます。特に医療・介護施設では、『運動機能障害』を抱えた半健常者が多くなっており、大きな社会問題の一つです。本資格を取得すれば、こうした半健常者の運動機能改善をサポートすることができます。社会問題を解決できることから、非常にやりがいもあり、社会貢献度の高いトレーナーになることが出来るはずです。
健康運動指導士を所有するメリット
様々な場所で活躍できるトレーナーになれる
健康運動指導士を取得することで、様々な場所で活躍できるトレーナーになることが可能です。実際に健康運動指導士が活躍している現場は非常に幅が広く、フィットネスクラブやスポーツジムはもちろん、病院・保健所・福祉施設など多岐に渡ります。本資格のみでキャリアップを目指すのはなかなか難しいですが、活躍できる場所が多くなるため、転職などの際にも役立つでしょう。また、合わせて理学療法士などの国家資格も取得していれば、病院などの専門医療期間で活躍することができます。キャリアの幅を広げていく意味でも健康運動指導士の取得は非常にメリットがあります。
トレーナーとしての基礎が身に付く
健康運動指導士を取得することで、トレーナーとしての基礎的な知識・技術を身に付けることが可能です。実際に無資格のトレーナーが多く本資格を取得しており、トレーナー資格の『登竜門』的な資格でもあります。筋-神経などの難解な問題も少なく、基本的な動作メカニズムや外傷リスクの回避など、基礎的な技術・知識を学ぶことが可能です。健康運動指導士の資格取得を通じてトレーナーとしての基礎力が身に付けば、その後さらに専門性の高い資格やキャリアにチャレンジすることができます。
医療・介護の現場でも活躍できる
健康運動指導士を取得する大きなメリットの一つは、病院や福祉施設などの医療・介護の現場でも活躍できる人材になれることです。本資格を通して学べる技術・知識は、何もボディメイクをしたい健常者だけを対象にしたものではありません。『足が不自由な老人』などの運動機能低下に伴う症状を患った人にも、運動を通して症状の改善をサポートすることができます。高齢化社会の影響もあり、いわゆる『半健常者』を対象とした指導は、フィットネスクラブはもちろん、病院や福祉施設でも非常に重宝されるスキルです。フィットネスクラブやスポーツジムの枠を超え、医療・介護の場でも活躍できる人材になることができます。
健康運動指導士を取った方が良い人・おすすめな人
フィットネスクラブで働きたい人
健康運動指導士はフィットネスクラブで働きたい人におすすめの資格です。実際に、現在フィットネスクラブで働く多くのトレーナーが本資格を所有しており、その数は4000人以上に登ります。フィットネスクラブに通うユーザーは、ボディメイクをしたい健常者ばかりではありません。『肩こり』『腰痛』などに悩むユーザーも多いため、健康運動指導士の資格取得で得た知識・技術が役立ちます。もしこれからフィットネスクラブにてトレーナーとして働きたい人は、積極的に健康運動指導士の資格取得を目指すのがおすすめです。
医療・介護の現場で運動指導をしたい人
病院や福祉施設などの医療・介護の現場で、運動指導をしたい人も健康運動指導士の資格取得がおすすめです。前述した通り、本資格で学ぶ技術・知識は、運動機能障害で悩む半健常者の指導にも役立てることができます。実際に本資格を取得した約5,000人以上が『病院・診療所・福祉施設』などで働いています。理学療法士などの国家資格と合わせて、健康運動指導士の資格を取得することで『医学療法+運動』で半健常者の更なるサポートを行うことが可能です。もちろん理学療法士資格などと比べると、本資格の難易度は高くありません。ぜひ介護・医療の現場での運動指導をしたい人は、健康運動指導士の資格取得にチャレンジしてみてください。
トレーナーとしての基礎を身に付けたい人
トレーナーとして基礎的な知識・技術を身に付けたい人も健康運動指導士の取得がおすすめです。本資格では運動指導はもちろん、運動プログラムの作成や食育まで健康に関する基本的な知識を網羅的に学ぶことができます。そのためアスレティックトレーナー資格やパーソナルトレーナー資格のような専門性の高い資格よりも、基礎的な知識・技術を身に付けやすいことも大きなメリットです。決して難関試験というわけではないので、『これから初めてトレーナー資格を取得する人』にも健康運動指導士の取得はおすすめできます。
健康運動指導士の受験要項と勉強方法
健康運動指導士の合格率は約70%となっています。トレーナー資格としての合格率は平均的な方です。健康運動指導士認定試験は、毎年前期(3月)と後期(8月または9月)で2回実施されています。また健康運動指導士になるためには、まずは『健康運動指導士養成講習会』を受講するか『健康運動指導士養成校』の養成講座を修了する必要があります。その後、健康運動指導士認定試験に合格した上で、健康運動指導士台帳に登録する流れです。また、他の民間資格と同様に、5年ごとに更新が必要となります。
健康運動指導士の受験資格
健康運動指導士の資格を取得するには、まず以下のいずれかの条件を満たしている必要があります。
- 保健師又は管理栄養士の資格を有している者
- 4年制体育系大学(教育学部体育系学科を含む)の卒業者(卒業見込者を含む)
- 歯科医師、看護師、准看護師、助産師、薬剤師、栄養士、あん摩マッサージ師、はり師、きゅう師、柔道整復師、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師いずれかの資格を有している者であって、大学(修業年数4年以上)卒業者
- 健康運動実践指導者の称号を有する者
上述から分かる通り『医療・健康系資格の取得』もしくは『4年制体育系大学の卒業』が受験資格となっているため、全くの初心者が本資格を取得することは不可能です。しかし上記のいずれも満たすことができない人は、健康運動指導士の養成校に通い、受験資格を取得することができます。
健康運動指導士の受験料
健康運動指導士の資格取得にかかる費用は下記の通りです。
- 受講料(教科書代含む):288,750円
- 受験料:13,619円
合計:302,369円
健康運動指導士の受験科目
健康運動指導士の受験・講習内容は以下の通りです。
講習内容:健康管理概論、健康づくり施策概論、生活習慣病(NCD)、運動生理学、機能解剖とバイオメカニクス(運動・動作の力源)、健康づくり運動の理論、運動障害と予防、体力測定と評価、健康づくり運動の実際、救急処置、運動プログラムの実際、運動負荷試験、運動行動変容の理論と実際、運動とこころの健康増進、栄養摂取と運動
健康運動指導士の勉強方法
健康運動指導士は、『健康運動指導士養成講習会の受講』もしくは『健康運動指導士養成校の養成講座の修了』が必須なので、完全独学での取得は不可能です。ただし体育大学卒業などの条件を満たしていれば、テキストのみで勉強を行い、試験を受講することもできます。勉強方法は「とにかくテキスト問題を繰り返し行う」というシンプルな方法がおすすめです。
健康運動指導士は人々の健康をサポートする資格
健康運動指導士は、運動を通して人々の健康の手助けをするための資格です。フィットネスクラブはもちろん、病院や福祉施設などの医療・介護の現場でも本資格で培った知識と技術を活かすことができます。また日本の民間トレーナー資格の中でもトップクラスの知名度を誇る人気の資格ですので、ぜひ健康運動指導士の資格取得にチャレンジしてみてください。