パーソナルジム経営は稼げない?年収・給料の現実と稼ぐために知るべきこと | ダイエットパートナー

パーソナルジム経営は稼げない?年収・給料の現実と稼ぐために知るべきこと

「パーソナルジムの経営って稼げないの?」
「どうすればパーソナルジムの経営を成功させることができるの?」
「パーソナルジムの今後について知りたい」

上記でお悩みではありませんか?

パーソナルジムの実店舗ダイエットパートナー」の運営も行い、数々の健康改善のお手伝いをしている株式会社FiiTが、パーソナルジムの経営に関して分かりやすく簡潔に執筆しました。

パーソナルジムの経営について知りたい人は、この記事を全て読み込むことで、パーソナルジム経営の現状・年収・稼ぐためのポイントを短時間で学べることをお約束します。

ぜひ皆さんのスポーツキャリア・フィットネスキャリアの役に立てれば幸いです。

パーソナルジム市場の現状

東京オリンピックやフィットネスブームの影響も受け、近年フィットネス業界全体としては盛り上がりを見せています。パーソナルジムはまさにフィットネスブームの影響を受け、市場規模が年々拡大している業界です。

しかし市場規模が拡大している一方で、パーソナルジム同志の競争も激しくなっています。特に関東・関西の都心部では同じエリアに数十店舗のパーソナルジムが立ち並んでいる状態です。需要よりも供給の割合が高くなっている市場状態にあります。

パーソナルジムは料金もスポーツジムに比べて高く、入会のハードルも高いです。少ない顧客に対してパーソナルジム同士が客取り合戦をしている状態にあります。

パーソナルジムの市場規模

パーソナルジムの市場規模はおよそ4,600億円です。2008年から2013年までは売上が横ばいでしたが、2013年は4100億円で徐々に成長し、2018年には4,600億円と2013年から5年間で約400億円も拡大しています。これはラーメン市場(約4,000億円)やゲームセンター市場(約4,800億円)と同程度の規模です。

パーソナルジムの数は現在約1,500店舗あると言われており、その数は年々増加してきています。ライザップをはじめ多くのパーソナルジムが全国にオープンしており、競争が激化している市場状況です。

パーソナルジムを経営した場合の年収

パーソナルジムを経営し、仮に経営に成功した場合は、年収1,000万円を超えることも珍しくありません。例えば1会員につき3ヶ月20万円の会費を設定し会員が月10名いると仮定すると、3ヶ月で計200万円売り上げです。つまり年間で800万円の売上になります。

ただしパーソナルジムには家賃・光熱費などの費用が発生するので、『売上=年収』ではないです。ただしマンションのワンルームにパーソナルジムをオープンすれば、年間の維持コストを300万円以下にすることもできます。

集客を成功させ会員を増やすとともに、経費を抑えていくことがパーソナルジム成功の鍵です。従業員を抱えて、全国に店舗展開できる規模になれば、経営者として年収1,000万円以上を目指すことも不可能ではないでしょう。

パーソナルジム経営のメリット

パーソナルジム経営のメリットについて解説していきます。パーソナルジムを経営するメリットは、高い年収を得られることだけではありません。パーソナルジム経営のメリットは、以下の5つです。

  • 成功すれば高い年収を得られる
  • 小規模ではじめられる
  • 一人でも開業できる
  • 人々の健康をサポートできる
  • 経営のエキスパートになれる

順に深堀して解説していきます。

成功すれば高い年収を得られる

パーソナルジムの経営を成功できれば、高い年収を得ることが可能です。パーソナルジムを経営するということは、『経営者』になるということ。社長という立場であるため、年収1,000万円を超えることも決して珍しくはありません。

しかしパーソナルジム経営を成功させることは、決して簡単ではないということも事実です。トレーナーとしての指導力だけでなく、マネジメント・マーケティング・法的教養など、様々なスキルが必要になります。

また規模にもよりますが、複数人の従業員を抱え、給料を支払うのもパーソナルジム経営者の務めです。やりがいもある反面、責任も大きい仕事です。しかし経営に成功することができれば、高い年収を得ることができるでしょう。

小規模ではじめられる

小規模から経営をスタートできることもパーソナルジムのメリットです。中には、『ワンルーム+パワーラック1台』のみで開業しているパーソナルジムもあります。初期費用はおそらく100万円以下です。賃貸契約などの手数料を抑えることができれば、100万円以下でスタートすることも可能ではあります。

また小規模スタートができるため、借入金の額が少なかったり、中には完全自己資産で開業するパーソナルトレーナーもいます。万が一の倒産にもリスクが少ないことも、パーソナルジム経営のメリットです。

ただし、初期費用・維持費が少なくスタートしやすい事業であることから、最近はパーソナルジムの開業が各地で相次いでいます。競争に打ち勝ち、経営を成功させることは決して簡単ではないことも理解しておきましょう。

一人でも開業できる

一人でも開業できることが、パーソナルジム経営のメリットです。実際に、雇われのパーソナルトレーナーから、単独で独立開業をする人も多くいます。従業員や共同出資者を持たず、自己資産や個人借入のみで、開業を行っているのです。

開業当初は従業員を持たずスタートすることで、人件費を極力削ることを狙いとしています。開業当初は顧客も少ないため、経営者単独でも、運営していくことが出来るはずです。顧客が増え、一人では運営が難しくなった時点で、パーソナルトレーナーを募集します。

パーソナルジムの経営を成功させるためには、人件費や光熱費などの経費を極力抑えることが重要です。一人で開業すれば、人件費というコストを大幅にカットすることができます。

人々の健康をサポートできる

人々の健康をサポートできることもパーソナルジム経営を行う大きなメリットです。フィットネスブームの影響もあり、人々の健康意識は一昔前に比べると大きく向上しました。しかし同時にコロナウィルスの影響もあり、不特定多数が集まるフィットネスクラブは未だに敬遠する人も多いです。

そんな中、理想のボディメイクを最短で成功させ、コロナ感染のリスクも低いパーソナルジムは大きな注目を集めています。数年前に比べるとパーソナルジムの需要は大きく増し、パーソナルジムという存在も最早一般的になってきている市場状態です。

料金こそ割高なパーソナルジムですが、マンツーマンでボディメイク指導をすることで、よりユーザーの理想を叶えることができます。ユーザーの健康をサポートし、理想の体に導く非常にやりがいのある仕事です。

経営のエキスパートになれる

パーソナルジムの経営をすることで、経営のエキスパートになれます。ボディメイク指導に優れているだけでは、パーソナルジムの経営を成功させることは不可能です。トレーナーとしての指導力よりもむしろ、マネジメント・マーケティング・法的教養などのスキルが求めれます。これらのスキルを身に付けることで、より良い経営をすることができるでしょう。

トレーナーとして成功できたからといって、パーソナルジムの経営に成功できるとは限りません。パーソナルジムの経営は、トレーナーとは全く別のスキルが求めれるからです。パーソナルジムの経営を学ぶ機会を得ることは少し難しいですが、可能であれば経営者になる前に、パーソナルジムでの店長経験などを積んでおくことがおすすめです。

読み進める前に:失敗しないパーソナルジムの開業

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パーソナルジム経営のデメリット

パーソナルジム経営のデメリットについて詳しく解説していきます。パーソナルジム経営のデメリットは以下の2つです。

  • 倒産のリスクがある
  • 競争が激しい業界

それでは順に解説していきます。

倒産のリスクがある

倒産のリスクはパーソナルジム経営の最大のデメリットです。パーソナルジムを経営することは、起業をすることであり、大きな責任とリスクが伴います。

需要が高い市場とはいえ、競争が激しく、既に多くのパーソナルジムが競争に敗れ倒産を迎えています。経営を成功させることができれば、高い年収を得られる反面、成功させることは決して簡単ではありません。

大切なことは、常に倒産のリスクを頭に入れたうえで経営を行うこと。常にリスクヘッジを行い、堅実な経営を行うことが求められているのです。

競争が激しい業界

パーソナルジムは現在、全国に約1,500店舗あると言われています。今なおその数は時間と共に増えている状態です。大手パーソナルジムFC店をはじめ、近年では個人経営のパーソナルジムも増えてきました。低予算で開業が出来る分、競争が激化しやすい業界でもあるのです。

また競争の激化による、同エリア内での顧客の取り合いも多発しています。特に最近では『乗り換えキャンペーン』と題し、他社のパーソナルジムやフィットネスクラブから自社パーソナルジムへ編入した人に対し、割引キャンペーンを行うジムも多いです。

激しい競争に負けないために、自社だけが持つ魅了を強調した店舗マネジメントが求められています。

パーソナルジム経営を成功させるためのポイント

パーソナルジム経営を成功させるためのポイントを解説していきます。パーソナルジム経営を成功させるための特に重要なポイントは、以下の5つです。

  • トレンドを見抜く
  • 経営スキルを磨く
  • フランチャイズ制度を利用する
  • ターゲットを絞る
  • 利便性を優先する

トレンドを見抜く

トレンドを見抜くことが、パーソナルジム経営を成功させるための重要なポイントです。特に近年はSNSやオンラインシステムの発達により、トレンドもかなりの速度で移り変わっています。数ヶ月前に流行したトレンドが、数ヶ月後に衰退し無くなることは最早珍しいことではありません。

フィットネス業界では、ZOOMやスマホを活用したオンラインフィットネスが一時急激なブームとなりましたが、既に現在は多数の企業がサービスを実施し、既に市場は飽和状態です。いち早くトレンドを察知し、経営に盛り込んでいくことがパーソナルジム経営を成功させるためのポイントです。

経営スキルを磨く

経営スキルを磨くこともパーソナルジム経営を成功させるためのポイントです。パーソナルジム経営を行ううえでは、トレーナーとしての指導力よりも、マネジメント・マーケティング・法的教養などの経営スキルが求められます。

トレーナーとして年収を高めることよりも、パーソナルジムの経営者として稼ぐ方が遥かに難しいです。しっかりとマネジメントやマーケティングのスキルを磨き、経営を成功させるための力を身に付けましょう。

フランチャイズ制度を活用する

フランチャイズ制度を活用することも、パーソナルジム経営を成功させるための手段の一つです。フランチャイズ制度とは、簡単に言うと『大手パーソナルジムの看板を借り経営を行うこと』を指します。フランチャイズ制度を活用することで、最初からブランディングができた状態で経営をスタートすることが可能です。

大掛かりな広告などを打ち出す必要がないので、集客のための費用を大幅に節約することができます。また経営を成功させるためのノウハウをフランチャイズオーナーから学ぶことも可能です。既に成功したビジネスモデルをそのまま取り入れることができるので、初めてパーソナルジム経営に挑戦する人の多くが、フランチャイズ制度を活用しています。

ターゲットを絞る

パーソナルジム経営を行ううえで、大切なことはターゲットを絞ることです。「高齢者層・中年層・若年層」など年齢層を絞ることはもちろん、「ダイエットをしたい女性・かっこいい体になりたい男性」などあらゆる観点から自身のパーソナルジムのターゲットを絞っていきます。

ターゲットをあまりにも広くしてしまうと、経営コンセプトが不明瞭になり、広告活動やマーケティングが困難になる可能性が高いです。また近年ではパーソナルジムの数も増えているため、それぞれのジムが自社のターゲット層を抱え込む戦略を実施しています。

自社のターゲットとするユーザーを絞り込み、最初はターゲットユーザーのみに広告戦略を実施しましょう。ターゲットを絞り込むことで、集客もよりスムーズになるはずです。

利便性を優先する

パーソナルジムを経営する際は、ジムの利便性を優先しましょう。近年ではフィットネス業界でもオンラインフィットネスなどの利便性の高いサービスが流行しています。ユーザーも利便性の高いサービスを求めている状況です。

例えば利便性を優先したスポーツジムの最たる例が『24時間』ジムになります。24時間いつでもトレーニングをすることができるので、忙しい現代人にもピッタリのサービスです。その他にも大手パーソナルジムの中には、自社でオンラインフィットネスサービスを実施している企業もあります。ジムでのトレーニングと合わせて利用することで、よりユーザーも便利にフィットネスに取り組むことが可能です。

利便性を優先した経営を行うことで、集客もスムーズになります。集客ができることで、パーソナルジムの年商や自身の給与にも良い影響をもたらすでしょう。

パーソナルジム経営はやりがいのある仕事

パーソナルジム経営はやりがいのある仕事です。経営が成功すれば年収が1,000万円以上になる可能性も高いでしょう。また高い年収以外にも人々の健康をサポートできるやりがいのある仕事です。パーソナルジムの経営を成功させることは決して簡単ではありませんが、成功できれば社会に大きく貢献することができます。ぜひ今回の記事を参考に、パーソナルジム経営にチャレンジしてみてください。

 

 

 

執筆者:otago
読み進める前に:失敗しないパーソナルジムの開業

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