スポーツ医学とは?学べる資格や仕事先【パーソナルトレーナー】 | ダイエットパートナー

スポーツ医学とは?学べる資格や仕事先【パーソナルトレーナー】

「スポーツ医学ってなに?」
「スポーツ医学はどんな職場で活かせるの?」
「スポーツ医学を学ぶことのできる資格を知りたい」

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パーソナルジムの実店舗ダイエットパートナー」の運営も行い、数々の健康改善のお手伝いをしている株式会社FiiTが、スポーツ医学に関して分かりやすく簡潔に執筆しました。

スポーツ医学について知りたい人は、この記事を全て読み込むことで、スポーツ医学の詳細・学べる資格・活かせる職場を短時間で学べることをお約束します。

ぜひ皆さんのスポーツキャリア・フィットネスキャリアの役に立てれば幸いです。

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スポーツ医学について

スポーツ医学の概念は、古代エジプトでの治療体操や中国の呼吸体操などが起源です。また、スポーツ医学の対象として研究されるようになったのは、近代オリンピックの再興がはじまりとされます。オリンピックはスポーツ医学の発展に大きく関与したとされており、日本で1964年に開催された東京オリンピックは、日本がスポーツを医学的および科学的にとらえる機会となりました。

スポーツ医学は『スポーツ外傷』と『スポーツ障害』のふたつに分類されるのが特徴です。スポーツ外傷というのは、比較的大きな1回のケガなどによって起こるもので、骨折・脱臼・捻挫・創傷などがこれに該当します。一方、スポーツ障害というのは、使い過ぎ(オーバーユース)によって起こる故障のことで、競技を行うスポーツの種類によって故障する箇所も異なります。代表的な疾患としては野球肘・テニス肘・水泳肩・ランナー膝などです。

スポーツ医学(整形外科)が担う役割は、スポーツによる外傷や障害の治療と予防に加え、リハビリテーション対策としての体力作りや健康増進など幅広い分野が対象です。昨今ではさらにスポーツ医学も発展してきており、その役割はさらに広がっていくと考えられています。

スポーツ医学を学ぶことのメリット

スポーツ医学を学ぶことで、様々なメリットを得ることができます。スポーツ医学は怪我や障害で悩むアスリートにとって無くてはならない学問です。スポーツ医学を学ぶことによって得られるメリットは以下の3つになります。

  • 外科医師として活躍できる
  • スポーツに関連する職業に従事できる
  • 高い専門性が身に付く

特に、将来もしくは現在「スポーツやアスリートに関わる職場」で働いている人にとってスポーツ医学の知見は必須です。スポーツ医学が活かせる職業は様々ですが、『整形外科医』や『メディカルトレーナ』がこれに該当します。整形外科医ならばスポーツ医学の知識を活かして病気や怪我を患ったアスリートに対して適切な治療を実施できるでしょう。

また近年ではフィットネス・スポーツの現場で働くトレーナーにとってもスポーツ医学の知識は欠かせません。特にメディカルトレーナーやコンディショニングトレーナーなど、スポーツの現場で選手のフィジカルケアを行う立場にある人にとってスポーツ医学の知識は必須です。メディカルトレーナーやコンディショニングトレーナーが正しいスポーツ医学の知識を有していることで、より効果の高い治療ができるでしょう。

スポーツ医学を学ぶ方法

スポーツ医学を学ぶための方法には主に以下の3つがあります。

  • スポーツ医学を学べる専門学校や大学に進学する
  • 独学で学ぶ
  • 資格取得を通して学ぶ

現在もしくは将来的に外科医師を目指す人は、医学部のある大学に進学することでスポーツ医学を一から学ぶことができます。学校側がスポーツ医学のカリキュラムを組んでくれているので、正しい順序で正しいスポーツ医学の知識と実践スキルを学ぶことが可能です。外科医師にとって必須である『医師免許』の国家資格も医学部の就業過程で取得できます。

問題となるのが医学部のある大学に通っていない人です。これらの人は「完全独学でスポーツ医学を学ぶ」のか、それとも「資格取得を通してスポーツ医学を学ぶ」という2つの選択肢があります。完全独学で一からテキストを買って学ぶことも不可能ではありませんが、スポーツ医学は非常に専門性が高く、完全独学のみで指導に活かせるスキルや知識を得ることは難しいでしょう。

そこで、メディカルトレーナーやコンディショニングトレーナーなどを目指す人は、資格取得を通してスポーツ医学を学ぶことをおすすめします。資格取得を通してスポーツ医学を学べば、正しい順序で正しいスポーツ医学の知識を学べるからです。またスポーツ医学に関連のある資格を取得していることで、お客様や選手から高い信頼を得ることもできます。可能な限り、完全独学よりも資格取得を通してスポーツ医学を学ぶことをおすすめします。

スポーツ医学が学べる資格

スポーツ医学を学ぶための方法は様々です。既にスポーツ医学を学べる大学に通っている人は、授業を通してスポーツ医学を学ぶことができるでしょう。しかし学校に通っていない人にとって独学のみで豊富な知見を必要とするスポーツ医学を理解することは非常に困難です。そこで資格を通して、スポーツ医学を学ぶことをおすすめします。今回紹介するスポーツ医学を学べる資格は以下の3つです。

  • スポーツ医学検定
  • 理学療法士
  • 日本体育協会公認アスレティックトレーナー

順に深堀して解説していきます。

スポーツ医学検定

スポーツ医学検定は一般の人を対象にした、身体のことやスポーツによるケガの知識を問う検定試験です。スポーツのケガを減らし、安全なスポーツ環境を作るために、スポーツ医学の知識(身体やケガの知識)を、スポーツ現場にいる方々に広めることを目的として作られました。スポーツ医学検定の資格を取得することで、スポーツ医学に対する正しい知見を学ぶことが可能です。

スポーツ医学検定を受験することで、身体やケガに関する正しい知識を持ち合わせることができるため、スポーツによるケガを減らせる指導を行えるようになります。また、パフォーマンスを向上させたり、ケガからの復帰をサポートすることに活かすことができるでしょう。

またスポーツ医博検定を受けるために必要な受験資格はなく、経験の有無や年齢などに関わらず誰でも受験することが可能です。医師免許を取得するには医学部のある大学に進学する必要があるので、非常にハードルは高くなります。スポーツ医学検定なら特別な資格を有していなくとも受験することができるので、これからスポーツ医学を学ぶことを志している人にもぴったりです。

理学療法士

理学療法士は、日本の医療系の国家資格です。1965年に、『理学療法士および作業療法士法』が施行されたのをきっかけに、翌年1966年に第1回理学療法士国家試験が実施されました。理学療法士は『「Physical Therapist」を略してPTとも呼ばれます。

理学療法士は、けがや病気などで身体に障がいを持つ人に対してリハビリテーションをおこなう医療専門職。理学療法士は医師の指示のもと、運動の指導やマッサージ、電気刺激、温熱などを用いて、座る・立つ・歩くといった日常の基本的動作能力の回復を目的とし、その人が自立した日常生活を送れるようサポートするのが目的です。また対象となるのはすでに身体機能の障がいを抱えた人以外にも、けがや病気の予防、スポーツのトレーニングなどを目的とした健康な人も含まれることから、最近ではフィットネスクラブやスポーツジムでも理学療法士が活躍しています。

国家資格である理学療法士資格を受験することで、スポーツ医学に関する知見を得ることも可能です。実際にメディカルトレーナーなどスポーツ医学に携わる人の多くが理学療法士の国家資格を所有しています。

下記の記事ではさらに詳しく理学療法士の資格を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

理学療法士は取得すべき?資格情報と合格難易度・費用と独学情報まで解説!

日本体育協会公認アスレティックトレーナー

日本体育協会公認アスレティックトレーナー資格は、『JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)』が運営する民間資格です。競技者のスポーツ活動中の外傷・障害予防、コンディショニングやリコンディショニング、安全と健康管理 、医療資格者へ引き継ぐまでの救急対応という4つの役割に関する知識と実践する能力を活用し、 競技者の安全と安心を確保したうえで、パフォーマンスの回復や向上を支援することが目的となります。ボディメイクを中心に指導するスポーツトレーナーと違って、よりメディカル面(コンディショニングや障害予防)での要素が強く、専門性の高い資格だと言えます。

日本体育協会公認アスレティックトレーナー資格は、国内の民間トレーナー資格の中ではトップクラスの人気と信頼性を持つ資格です。パーソナルトレーナー資格や健康指導士の資格を所有しているトレーナーは多いですが、競技者の指導に特化した本資格を所有しているトレーナーは決して多くありません。試験難易度も非常に高く、取得も困難と言われているため、所有していれば、かなりの信頼を得ることができます。

日本体育協会公認アスレティックトレーナー資格は、スポーツ医学の専門資格ではないものの、アスリートのコンディショニングを支える知識とスキルを学ぶことが可能です。これからメディカルトレーナーやコンディショニングトレーナーとして活躍したい人はぜひ取得を目指してみてください。

下記の記事ではさらに詳しく日本体育協会公認アスレティックトレーナーの資格について解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

日本体育協会公認アスレティックトレーナーは取得すべき?資格情報と合格難易度・費用と独学情報まで解説!

スポーツ医学を活かせる仕事先

栄養学を活かせる仕事先を紹介します。栄養学を活かせる仕事先は以下の3つです。

  • 理学療法士スポーツトレーナー
  • コンディショニングトレーナー
  • メディカルトレーナー

順に深堀して解説していきます。

理学療法士スポーツトレーナー

理学療法士スポーツトレーナーとは、その名の通り「理学療法士の国家資格を所有しているスポーツトレーナー」のことです。スポーツトレーナーとは、スポーツ選手が各競技で最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、運動能力や身体機能を向上させたり、肉体面・精神面のコンディションを整えたりする仕事。理学療法士スポーツトレーナーとは、理学療法士としてのスキルをスポーツトレーナーの仕事に活かして活動する人を指します。

理学療法士スポーツトレーナーの仕事は様々で、アスリートの運動・コンディショニング指導から、一般の人への健康指導まで多岐に渡ります。理学療法士は国家資格であり、けがや病気などで身体に障がいを持つ人に対してリハビリテーションをおこなう医療専門職です。理学療法士は医師の指示のもと、運動の指導やマッサージ、電気刺激、温熱などを用いて、座る・立つ・歩くといった日常の基本的動作能力の回復を目的とし、その人が自立した日常生活を送れるようサポートするのが目的です。

理学療法士の知見を持ったスポーツトレーナーは、様々な場所や企業で重宝される人材でもあります。特に近年では病院や治療院などの医療系施設でもスポーツ選手が治療やリハビリのために訪れる機会の多い病院や、プロチームに帯同するドクターが開業しているクリニックなどもあります。こうした医療系のフィールドで活躍する理学療法士スポーツトレーナーも多いです。

下記の記事ではさらに詳しく理学療法士スポーツトレーナーの仕事内容を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

理学療法士スポーツ トレーナーになるには?役立つ資格/種類・仕事内容と向いてる人

コンディショニングトレーナー

コンディショニングトレーナーとは、スポーツ選手の体調管理ケガの予防、一般の人に対しては、日常の体調管理を指導・調整する職業の事です。実際に行うことは、硬くなった関節や筋肉の動かせる範囲を制限している部分を柔軟運動や指圧で柔らかくし、反対に上手く使用されていない筋肉は、鍛えることで本来の機能を取り戻すなどのアドバイスを行います。

トレーナーという職業には様々な分類があり、スポーツジムやフィットネスクラブで指導を行う『ジムトレーナー』やスポーツ選手のパフォーマンス指導を行う『スポーツトレーナー』は昔から知名度の高い部類です。コンディショニングトレーナーもトレーナーの職業に分類されており、スポーツ選手や一般の人の体調管理や怪我の予防を行う「コンディショニング指導のスペシャリスト」として認知されています。

コンディショニングトレーナーは一般的にスポーツジムやフィットネスクラブ、プロスポーツチームや教育機関の部活動でコーチングを行うのが仕事です。どのような団体に属するかによってコンディショニングトレーナーの仕事内容や指導対象も異なります。例えばスポーツジムなら一般のお客様の体調管理を。プロスポーツチームならアスリートの怪我予防や試合後のフィジカルケアも併せて指導する場合も多いです。

コンディショニングトレーナーになるには?役立つ資格/種類・仕事内容と向いてる人

メディカルトレーナー

メディカルトレーナーとは、スポーツトレーナーの一種で、「身体の不調やトラブルがある人に、医学的知識やスキルを生かしてサポートする職業」です。別名『リハビリトレーナー』とも言われており、アスリートはもちろん、一般の人に対しても施術を行います。

一昔前まではプロアスリートや学生スポーツ選手を施術対象としているメディカルトレーナーが多かったですが、近年では様々な機能的障害を抱えた一般の半健常者を対象とするメディカルトレーナーも増えてきている状態です。どのような人を施術対象とするかを自由に選べることから、以前よりもメディカルトレーナーの仕事幅は増えてきています。

またメディカルトレーナーは医師の治療を終えた人達をリハビリを通してサポートする立場にあり、責任も大きい職業です。専門的な知識と豊富な経験が必要となるため、誰でもなれる職業ではありません。医学的な知識はもちろん、豊富な経験に基づく施術スキルも必要です。スポーツ医学の知識を学んでおくことで、メディカルトレーナーの仕事に活かすことができるでしょう。

執筆者:otago
読み進める前に:失敗しないパーソナルジムの開業

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